前口上
地下鉄サリン事件が起きたとき、私は16歳だった。
オウム関連の報道には非常な興味を持って接していた。
日々、冗談のような顔をして麻原彰晃氏や上祐史浩氏がテレビに出演し、毎日のようにここは日本かと疑いたくなるような事件が起きていた。
そんな中での、マンガのような、非現実的な事件だった。
非現実が現実を浸食し、妄想が正気を食い荒らしていく。
だが、あの事件は、亡くなった方々、遺族、今も後遺症に苦しむ人々、そして信者達にとっては紛れもない現実だ。
しかし、私も歳を重ねるに従って、この一連の事件とカルト教団の事は記憶から薄れていった。
そんな中、
上祐史浩氏がネットで信者獲得に乗り出した。
主たる場はソーシャルネットワーク最大手のmixi。
再び狂気に現実を犯されてはならない。
このブログは、上祐氏の信者獲得を阻止するために、それぞれの動機で集まった、口喧嘩の達人達の戦いを記録するものである。