中途半端に学がある奴が危ない

上祐さんの布教を邪魔しに行く!と宣言したとき、2ちゃんねるで私はさんざん罵倒された。

お前みたいな低学歴が上祐に勝てるわけがない。マインドコントロールされて取り込まれるのがオチだ。とか。

だが、オウムが大暴れしていた頃、どういう連中がころっとやられていたか思い出してほしい。有名大学を卒業した教育のある方々である。
有名大学出身のエリート達が幹部にとりたてられ、学などないグルの、数々の正気とも思われぬ妄想を嬉々として実行に移した。

組織の外では中沢新一までやられた。芹沢俊介とかいうのもいた。
オウムを持ち上げた知識人達、彼らがどうけじめをつけたのかつけなかったのかにはかなり興味がある。

私のような頭の悪い人間は、まずこういう淫祠邪教に対しては、鼻が反応する。

こいつはくせぇっ。こいつについてったら大変なことになるぞ。絶対に関わりたくねえ。

ところが中途半端に、抽象的思考に慣れてしまった人々というのは、妙に知的に誠実なので、

こいつはくさい。だがこいつの言うことには一理あるな。

こうくる。

さらに、価値相対主義に蝕まれ、現実感覚の欠如したある種のインテリにとって、「常識を疑う」というのは知的おしゃれの必須項目なので、非常識な意見により魅力を感じてしまう。



それが、「常識を覆す真実」ではなくて、「ただの妄言」だということが見分けつかないのだ。

死刑宣告された麻原の犯罪が、今までの犯罪とまったく違うところは、
日本の文化人、知識人達が犯罪が発覚するまでこぞって麻原を擁護し、
誰もその嘘や欺瞞性を見抜けなかったことである。
事件前に宗教学者中沢新一が麻原と雑誌で対談、擁護したことをきっかけに
宗教学者島田裕巳、哲学者吉本隆明、経済学者栗本慎一郎
作家荒俣宏、タレントビートたけしらも同様に
さまざまなメディアで対談したり、絶賛したりした。
そのことが若い信者を増やし、教団を勢いづかせたことは疑いようがない。
特に一般的にはさまざまな年齢層に多くのファンを持つ
ビートたけしの発言による影響力が大きいはずである。
http://yaplog.jp/bible-black/archive/156